世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

最貧国と言われるマラウイで…『風をつかまえた少年』

映画がマイブームなのか、一日に一本観ようと躍起になってます。

飽き性なのでいつまで続くやら…

 

難しかったり内容が重かったりしてなかなか進まない小説を読んでいる時に映画に目がいったりするんですよね…

ちなみに今同時進行で読んでいる本のうちの一つがカミュの『ペスト』です。いつ読み終わるか見当もつきません笑

 

 

今回は『風をつかまえた少年』を観ました。日本では8月2日に公開になるそうなので、あまり詳しい内容は書きません。

実話ベースで、マラウイで雨が降らず、穀物が育たない時に手作りの風力発電機で村を助けた青年・ウィリアムの話です。

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実際にあった話ですし、一人の少年の成功を描くものだということはタイトルやあらすじなどからもわかるのですが(ポスターにも未来を手に入れたって書いてありますね)、思ったよりも村が困窮していく過程などがちゃんと描かれていて観てよかったな、と思いました。

 

 

こうした一人の行動力と知識のある青年がいることで、国は変わるでしょうか。

もちろんある程度は変わるとは思います。本当に尊敬すべき行動だと思います。

 

でも、例えば言論の自由が与えられるとか、教育の充実などに辿りつくまではまだまだ課題はありそうです。

 

ウィリアムのお話に感動した一方で、食糧危機以外の国の問題も見えてきた映画でした。

困った時に農民が声をあげたらそれを聞き入れてくれる役所とか、助けを求められる政府や自治体がないと、根本的な解決に近付けないんじゃないかなぁ、と、良い映画を観ながらも悲観的になってしまいました。