世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

8月に考えたいこと

間が空いてしまいました。
人と会う約束が立て続けに入ってバタバタと動いておりました。
 
元々友達いっぱい!っていうタイプではないので、約束ない時は全くないのですが、重なる時は重なりますね~
ちなみに私の周りだけかもですが、韓国では
私「今度時間合う時ご飯でも行きましょ!」
相手「わかった、今日の夜どう?」
っていう急なパターンが多い気がします。
 
さて、今日は8月9日。日本にいないとなかなか忘れそうになりますが、NHKが入るので式典の中継を観たりしています。
昔はもっとニュースや特集などに時間が使われてた気がするんですけどね…新聞によっては原爆関連の記事がすごく小さくなっているとの情報もあり、そうだとしたらそれはダメだと声を大にして言いたいところです。
 
亡くなった方や今も苦しんでいる方のことを想うのはもちろんですが、この先のために核兵器に対する日本の立場について考えておく必要もあると思います。ということで今日は条約についてちょっとだけ書いてみます。
 
世界は今でも戦争で溢れていて、戦争=無法地帯のような気がしますが、実際は条約で使用禁止となっている武器があります。
それは対人地雷(1997年)や化学兵器(1993年)などです。
地雷は164か国、化学兵器は192か国が批准しています。残念ながらこの武器が完全になくなったということではないですし、条約を破っていることもあるとは言いますが、それでもたくさんの国が賛同しています。
 
これらの条約に遅れを取りましたが、2017年に核兵器禁止条約も起草されました。
これは
核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約
なのですが…
 
しかし、地雷や化学兵器と比べると少ない70か国の署名、24か国の批准に留まっています。
それもそのはず、核保有を許されている国や、隠れて作っている国が周りにある状態で、自分は絶対作りません! と約束することは、難しいこともあるかと思います。
 
日本も署名していません。
今も署名しそうな流れは見受けられません。
 
自衛のためという名目だとは思います。でも…どんな理由があれ、日本こそ率先して署名するべき条約じゃないのかな? という気がします。
条約に署名する姿勢を見せなくては、口で何を言っても開発したり保有国の流れに乗っかる可能性がなきにしもあらず…ってことですからね。
一部の人が利益に目がくらみ、歴史を忘れ(もしくは忘れようとし)、地図や数字でしか自国や他国が見えなくなったら、充分ありえることだと思います。
向こう二、三年はないとしても、十年経ったらどうでしょう…杞憂であってほしいです。
 
条約の署名まで望むのは高望みなのでしょうか。
もしそれが難しいのだとしても、この先ずっと、8月6日と9日の新聞やネットの一面に、大きな写真と見出しが残っていることと、「あれは戦争を終わらせるために仕方ないことだったんだ」みたいな曲がった正当化がないことを、切実に願います。
 
 
参考にしたもの
「「核兵器禁止」日本は賛同せず 被爆国なのにどうして?」2015年5月24日