水曜日は特に朝起きるのが辛いですね。
目を閉じたまま朝ごはん食べていたような気がします。
さて、今日はネットフリックスで観た映画『The chosen ones』についてです。
これもまた日本のネットフリックスのリストにはないようなのですが…どうなんでしょう。
アマゾンプライムビデオでは観られるようです。2014年の映画です。
日本語版タイトルは『囚われた少女たち』。
映画の意図からすればこっちでいいと思うのですが、皮肉を込めて直訳の『選ばれし少女たち』か何かでもよかったんじゃないかと思います。
写真の真ん中がソフィアです。
ざっくりしたあらすじは以下の通り。ネタバレなしです。
舞台はメキシコのティファナ。14歳のソフィアはウリセスという男の子と付き合っています。彼の父と兄は売春宿を経営していて、ウリセスにソフィアを売春婦にするよう仕向けます。
泣く泣くソフィアを宿に入れてしまうウリセスですが、どうしても取り戻したくて身代わりとなる少女を探し…
という、苦しい内容。
残酷な描写などがあるわけじゃありませんが、ソフィアの目を見てるのも辛いです。
あまりに堂々としているウリセスの父と兄、知ってるけど何も言わない一家の女性たちにぞっとしたのですが、ティファナはメキシコでも風俗業が合法となっている街だったんですね。政府公認のお店もあるとか。
映画の中の売春宿がどういう位置づけかは出てきませんが、背後に巨大な組織がいるような、どう見ても怪しい感じです…警察なども買収済みという台詞もあったので全部が全部合法ってわけではないんでしょうね。
理由はなんであれそういった職業を選んでやっている方もいらっしゃると思いますが、世界にはソフィアのような女の子たちがいるのも事実で…
頭ではわかってはいたものの、こんな汚い世界を映像で観てしまうとあ然としますね。
観終わって思ったのは、自由なはずなのに選択肢がないことがいかに残酷かということ。
ソフィアが主人公なのは間違いありませんが、淡々とした展開だからか余計に社会の薄暗さとか悪い人たちの女の子に対する商売道具としての視線が際立っていた気がします。
もう一回観るにはちょっと勇気が要りますが、時間をあけてまた観てみたいです。
英語字幕版予告編を貼っておきます。