世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

備忘録その39 トゥワ人とは

真夏になったり急に寒くなったり…子供の頃と比べると自然環境がおかしいということをひしひしと感じるようになりました。温暖化対策…小さいことでも色々やっていきたいなと思います。
 
 
さて、今日はトゥワ人についてです。
 
ルワンダで1994年に起きた紛争・大虐殺でも多くのトゥワ人が犠牲になっていますが、その事実はほとんど知られていません。
 
トゥワ人ってどういう人なのか?
山林に住んでいる遊牧・狩猟採集民族だそうです。
自然破壊によって移住を強いられていますが、所有地は持たずに貧困のまま暮らしているそうです。
 
ピグミーという身長の低い狩猟民族のうちの一つの民族に分類されます。ピグミーにはコンゴやカメルーン、ガボンなどの国に暮らすアカ人やムブティ人などもいます。
 
ピグミーというとあちこちで耳にする名前かもしれませんが、ピグミー自体も被差別民として知られています。そもそもピグミーという呼称に侮蔑の意味が込められているととられることもあるため、「バヤカ」という名前のほうがよく使われているそうです。
 
 
とりあえずルワンダのトゥワ人に話を戻すと…
今でも子供たちはなかなか教育を受けられず(いじめなども問題)、医療機関が遠かったり、偏見や暴力にさらされていると言います。2010年の記事でルワンダには3万5000人のトゥワ人がおり、減り続けているので、今はもっと少ないと思います。
 
 
ルワンダの紛争について書こうと思っていたのですが、忘れられているトゥワ人の存在を知って、書き留めておくことにしました。資料は少ないですが、こういった人々のことも記憶に留めるべきだなと思いました。
 
 
参考にしたもの
ルワンダで「絶滅」寸前のトゥワ民族、ピグミー系への偏見根深く
AFP通信 2010年4月23日