世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

ぼやき~最近の日韓関係~

どんよりしてますが涼しい、韓国は水原です。

マンションの6階という微妙な高さに住んでいるのですが(韓国では低層)、窓からこんな緑に囲まれた韓屋造りの建物が見えるのが気に入っています(肉眼だともう少しよく見えるんですけどね)。

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今日は韓国に住んでいる身として、肌で感じる韓国の空気について書いてみようと思いました。あくまで私が感じたことです。

 

 

 

きっかけは「今、韓国旅行をすることは危険か?」と知人に聞かれたことでした。

 

そう思うのも無理はない、連日の報道…

不買運動をしている、デモがあった、などの事実だけではなく、めっちゃ尾ひれついてるなぁと思うものも多いです。

よくあるのは「それは今始まったことじゃない」というもの。

悲しいけど忘れちゃいけないのは、不買運動がなかった時も政治の面で仲良しこよしな国ではなかったということです。

 

話が逸れましたが…

その知人には、私が思うに、危険ではないと答えました(もちろん海外に行く際の最低限の注意は必要です)

 

今回の不買運動は日本政府、経済界に対する抗議であって、日本人を「排除」するものでは決してないからです。

 

私も普通にニコアンドのセールに行きましたし、地下鉄で日本の文庫本を読んでますし、日本の缶ビール持って日本語を喋りながらスーパーをうろうろしてますが、誰も見向きもしません。

 

韓国人の友達に会いましたが、このことについて発言したのは「ユニクロ空いてるね~」だけ。

「こういうことがあっても友達だよ!」とか「危なくなったら言ってね!」の話すらも出て来ない、人対人の付き合いにはなんの関係もない感じでした。

 

京都アニメーションの件でも中国や台湾の人は悲しんでるけど韓国人は悲しんでいないと主張するツイートなども見かけたのですが、全然違います。他の国のファンと同じように悲しんで、支援と追悼の意を込めてアニメグッズを買い、思い入れのあるアニメを見ています。

アニメ大好きの韓国人の友達はどや顔で「オタクに国境はない」と言っていました。

 

 

もちろん、用事がないのに日本大使館に近付くことはやめた方がいいかもしれませんが、普通に旅行している分には今回の「不買運動」と関連した危険はないと思います。

それでもたまに変な考えを持った悪い人に出て行け!などと叫ばれた、という例もあります。これは今回の問題に限らず、今までずっとあったことです。だからといって許されるものではないけど、これをもって今の韓国が危ないというのはちょっと違うかな?という感じです。

 

両国一歩も引き下がらない感じからして、この問題は長引きそうな予感がします。

でも、だからといって韓国で暮らす日本人や日本で暮らす韓国人に危害が及ぶなんてことにはなっちゃいけないし、ヘイトスピーチが助長されるなんてことはあってはいけないと思います。その点で報道の責任は重大ですね。

たまには第三国が報じる日韓関係のニュースをみておくのもいいかもしれません。

 

思い通りにいかないからといって「排除」したり、恨んだりするのでは何も解決しません。政府同士がしっかり問題を理解して解決していくべきことだと思います。

(ただ、両国共に外交や報道を黙って見守っていられるほど頼りがいがあるかと言われると、ちょっとどうなんだろう…という感じはします…やたら扇動的な報道などには一度立ち止まって、本当に?と思える力を鍛えたいと思います)