世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

備忘録その24 ダルフール紛争の今後への憂慮

六月に旅行に行こうと思っているのですが、移動手段とか調べてると時間はあっという間に過ぎてしまいますね。
 
昨日も気付いたら夜中二時でした。
 
 
さて。今日はダルフール紛争についてです。
2003年の2月にアフリカ系の反政府勢力の暴動をきっかけに始まったとされているこの紛争、先日のクーデターでのバシル大統領辞任により一応停戦となったようです。
 
とりあえずは動きがあってよかったですが、どうなるのか見ていく必要がありそうですね。
 
 
紛争の構図を簡単に書くと、スーダンの政府の支援を受けた(もしくは黙認した)アラブ系民兵組織ジャンジャウィードがスーダン西部のダルフール地方に住むアフリカ系の人々を追放したり虐殺するなどし、今現在も多くの問題を残す紛争です。

f:id:blueblue228:20190507134930p:plain

ジャンジャウィードの騎馬兵(画像お借りしてます)
 
この長い紛争の間に、アフリカ系が多く住むスーダンの南部は南スーダンとして独立しています。
 
 
アラブ系とアフリカ系ということで、宗教ではなく民族間の争い・虐殺ということになります。
 
スーダンは天然資源が豊かな国であり、中国がスーダンの企業のバックについているなどスーダンだけの問題ではない、多くの先進国も様々な反応を示し、難民への支援やスーダン政府への糾弾などが続いています。
 
 
日々変化するスーダン情勢ですが、私が素人目に気になるのが難民の今後。
非難している難民がさぁ、帰りましょって感じですぐに戻れるとは考えにくいです。
 
元々農耕民族が住んでいた場所のようですが、戦闘で荒れた場所を復興するのは大変なことですし、それらを国際支援の元で行ったとしても、その支援はいつか途絶えます。
 
また混乱する国の情勢に巻き込まれないとも限りませんし、今現在の難民の健康状態や生活水準なども考えるべきです。
しかし変わり目のスーダンに考える余裕があるのか…
どうにか避難民が置き去りにならず、忘れ去られないように難民に関する報道などは続いていってほしいなと思います。