世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

備忘録その17 宝くじの呪い~アブラハム・シェイクスピアについて~

ゴールデンウィークですね。

 

韓国に住んでいる私は全く関係ないのですが、運よく休暇が取れて福岡旅行に来ています。嬉しい。日本!

 

 

さて今日はお金絡みの悲劇を一つ。

アブラハム・シェイクスピアという人物についてです。(画像借りてます) 

 

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Abraham Shakespere


1966年フロリダに生まれた彼は、貧しい暮らしをしていました。

母と暮らしており、免許も車もなく、クレジットカードも持っていないごみ収集作業員でした。

二度ほど刑務所にも入っています。

 

そんな彼が、2006年に宝くじで約11億(税金などの支払い後の金額)を手にします。

 

よく宝くじに当たって使いすぎて人生めちゃくちゃになったとか、誘拐事件が起きたなどの話は聞くのですが、彼もやはりお金を使います。

しかしその使い道は、家と車こそ買うものの、子供たちに寄付したり、自分の姉妹や母親にあげるなど、豪遊のためとは少し違っていました。

 

その後2009年4月、彼は姿を消します。

そして11月、家族が通報し捜索開始、2010年の1月に彼はコンクリート詰めにされた遺体で発見されました。

捜査の結果、逮捕されたのは”DeeDee” Moore(Dorice Donegan Moore)というじょせいでした。

彼女はアブラハムが買った家を購入し、アブラハムに自叙伝を書いて出版しようとそそのかして彼の名前を冠した会社を設立することで彼のお金を自分のものにしたのです。

 

彼女は手に入れたお金で高級車を買うなどしていました。

彼が最後に携帯電話を使った2009年4月からもその高級車を友達に売るなどして資金繰りをしていました。

 

宝くじに当たると幸せになれないとはよく言ったものですが、豪遊しなくてもこんなことになるんですね。お金って必要だし大事だけど、それだけを見て群がる人がいるということは怖い存在でもあります。

 

アブラハム自身が豪遊したわけではありませんし、困っている人を思いやれる人だったようなので、ちゃんと教育を受けるなどしてお金の知識を身に着けていれば、きっと違った結果になっていただろうなと思います。

 

にしても宝くじ当たると顔とか公開しちゃうの危なくないですかね…?

散々呪いだなんだ言われてるのに…

 

2006年ってつい最近な気がするんですけど今はもう変わったかな??

はぁ、宝くじ…当たってみたい気もするし、当たったら怖い気もするし…

そもそも買ってもいませんが笑

 

 

参考にしたもの

Abraham Shakespere won the lottery, then lost it all(Tampa bay Times)

https://www.tampabay.com/news/From-the-archives-Abraham-Shakespeare-won-the-lottery-then-lost-it-all_164452713