こんにちは。今日は歴史上の事件ではなく、先日観た映画・「ターミナル」の感想でも…
観るのは二度目でしたが、初めて観たのが公開から間もない頃だったと思うのでもう15年近く前ということで、あんまり覚えてなかったシーンもたくさんありました。
最近歴史上の事件にアンテナを張っているからか、ついつい考え込んでしまう内容でした。
(架空の)国の紛争によって国がなくなってしまい、(強行突破という方法はあったものの)ターミナルから出られなくなるという設定なのですが、イラン人のマーハン・カリミ・ナセリさんという実在の人物がモデルになっているそうです。
原作本は読んでいませんが、読んだ感想を書かれている方のブログやウィキペディアを見る限りでも、本当に「モデル」なだけでかなり脚色は強そうですね。
映画自体は「家に帰る」ということの特別さを感じられる作品でした。
行き来が自由になったからこそのターミナルから出られないという窮屈さがより強調されていた気もして、二度目ですがあれこれ考えながら楽しんで観られました。
あとは、主人公に「あなたは自分の国へ帰るのが怖いですか?」と質問するシーンを観ていて、こういう現代のターミナルという形でこそなくても、こんな風に国の紛争や分断などで離ればなれになってしまった方々はいっぱいいて、その人々もどれだけ帰りたかっただろうか、その人の帰りを待つ家族や友人はどれだけ苦しかっただろうか、ということも自然と頭に浮かびました。
毎日帰る家があって、待っていてくれる人、自分が待っている人がいるということはとても幸せなことだと改めて感じた週末の映画鑑賞タイムでした。