世界の備忘録

歴史上の忘れたくない事件などをまとめていくブログです。

備忘録その20 悲劇を招く結婚~児童婚~

こんにちは。
窓の外に見える山の緑が日に日に濃くなっていて、毎朝気分が良いです。
 
さて。私はまだ結婚していませんが、同級生らは結婚していたり子供がいたりとここ何年かで結婚がぐっと身近なものになってきました
 
  
「結婚」=幸せと信じているわけではありませんが、一般的には現在は結婚=お祝い事ですよね。
しかし、現代でも多くの国では望まれない結婚が行われています。
 
その一つが「児童婚」です。
定義としては18歳に満たない女の子が結婚させられることを言います。
この記事はハフィントンポストのこの記事を読んでから、色々調べてみたものをまとめたものです。
 
この記事では映画『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』が紹介されていて、この映画はイエメンで行われている児童婚についてでした。
ユニセフ調べによると、中東だけではなく、南アジアやサハラ以南のアフリカに多く、東欧でも行われているそうです。
全体的には減少傾向にあるそうですが、対策は遅すぎると言います。
 
 
若いうちの結婚そのものが問題ではなく、それが望まれないものであること、結婚後暴力にさらされたり、幼いうちの出産で健康に害があったり、十分なケアを受けられないことが問題となっています。
また、学校に通わなかったり、卒業できずにやめてしまうと、その後の女の子の人生は大きく変わることになります。
 
このまま十分な対策が行われないと、2030年までに1億5000万人の幼い花嫁が誕生することになってしまう、とユニセフは書いているのですが…
具体的な対策については触れられておらず…
 
なので自分で考えてみたのですが、これが難しい。まぁそりゃそうか。
簡単ならユニセフがすぐに実施してますよね。
 
だって法律に違反しておらず、自分の母親もおばあちゃんもそうだった、という環境で育てば、諦める当事者がいてもおかしくないし、それだけが一家が生きる道となればそうしようか…ともなりそうです。
あからさまな強制じゃなくても無言の圧迫があったりもするんだと思います。
 
しかし、どんなに女性蔑視の文化にいたって、今の世の中情報は入ってきますし、色んな文化と触れるうちに女性も自由を求めるようになることは当然の動きですよね。
そうなったときに、一歩立ち止まって考えてくれる政治家や発言力を持っている男性、もしくはそういった閉鎖的な地域で発言権を持てる女性がいれば、変わってくるでしょうか。そんな人がいればそもそもこんな風習終わってるかな。
書くは易しですね。無力で悔しいです。
 
 
文化だって変わります。
自分がそうだったと子供にも押し付けたり、他のやり方を認めない、そんな大人への啓もう活動は、どういったものが有効なんですかね。ユニセフに問いたいわ。
 
 
参考にしたもの

ハフィントンポスト

https://www.huffingtonpost.jp/entry/khadija-al-salami_jp_5c8665c0e4b08d5b7863c63d

 
ユニセフ
『児童婚子どもの花嫁、年間約1,200万人世界の女性の5人に1人が児童婚を経験ユニセフ、教育への投資、地域社会の意識改革訴える』

 

ナショナルジオグラフィック

『幼くして花嫁に、東欧ジョージアに残る児童婚の現実』